均徭冊(読み)きんようさつ

世界大百科事典(旧版)内の均徭冊の言及

【均徭】より

…1443年(正統8)ころ按察司僉事(せんじ)夏時によって江西に行われ,80年代にはほぼ全国に実施された。この法は,各農民を戸等(人丁資産の多少によって定められた)の順に配列した均徭冊を作り,それに基づいて農民の負担能力に応じた雑役を割り当て,またその割当ても10年に1回の当番制とされた(のちには5年に1回,3年に1回と短縮された)。ところが1500年ころから徭役の銀納化が始まり,これを銀差とよび,従来通り労役を提供するものは力差とよばれた。…

※「均徭冊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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