城氏(読み)じょううじ

世界大百科事典(旧版)内の城氏の言及

【越後国】より

…封戸は東大寺200戸,法花寺50戸があり,荘園は西大寺領,東大寺領があり,12世紀には院領,八条院領,六条院領,鳥羽十一面堂領,高松院領,前斎院領,上西門院領,穀倉院領,新釈迦堂領,殿下渡領,二位大納言領,賀茂社領などがあった。【山田 英雄】
【中世】
 阿賀北(下越地方)を中心に越後一国に勢力をはっていた城氏が,源平の争乱のなかで没落し,越後が源頼朝の手に移ったことは,その後の越後史を決定づけた。頼朝の得た越後での権益は知行国主の地位と,平氏方=城氏の没落した領地を処分する権利とであった。…

【奥山荘】より

…摂関家領。成立の時期は不明であるが,越後城(じよう)氏のなかに〈奥山〉を称する者があり,城氏を開発領主として12世紀には成立したとみられる。源平争乱で城氏が没落したあと,その地頭職は木曾義仲を追討した恩賞として和田義盛の弟義茂に与えられた。…

【城長茂】より

…頼朝の死後上京して1201年春,将軍家追討の宣旨を後白河院に強要して果たさず,吉野に逃れたが幕府軍に討たれた。長茂に呼応して越後国奥山荘に挙兵した甥の資盛らも敗死して越後城氏は滅亡した。【阿部 洋輔】。…

※「城氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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