堀織部正(読み)ほりおりべのしょう

世界大百科事典(旧版)内の堀織部正の言及

【ドイツ】より

…幕府は外国貿易によってすでに物価の値上りなど経済の混乱が生じたことを理由に,プロイセン側の通商要求を拒否した。オイレンブルクは,プロイセン一国のみならず,関税同盟諸国ほかハンブルクなどハンザ同盟諸都市の名において,日本との条約を提案したので,幕府はそれほど多くの国家との貿易などまったく考えられぬとし,これが原因で応接掛の外国奉行堀織部正が自決するという悲劇まで生じた。当時の日本は攘夷運動が盛んで,通訳のヒュースケンが暗殺されたりしたが,ともかく61年(文久1)1月24日,プロイセン一国のみを相手とした修好通商条約が調印された。…

※「堀織部正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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