堆積盆(読み)たいせきぼん

世界大百科事典(旧版)内の堆積盆の言及

【地層】より

… なお,それぞれ離れた地点にある地層を時代ごとにつき合わせることを地層の対比というが,比較的短距離の対比では,化石のほか火山灰,岩塩層などの特徴的な地層(鍵層)が手がかりとして用いられる。
[地層形成の成因]
 地向斜などには大量の地層が保存されているが,これは堆積盆が形成され,堆積物がそれを埋めることによって保存されるためで,地層は結果的に作られるのだという考えがある。そこで堆積盆の種類,形成機構についてふれると,堆積盆についてはクラトン内部にできる内陸盆地と海陸縁辺域にできる縁辺盆地とに分けられる。…

※「堆積盆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android