堆積粉塵(読み)たいせきふんじん

世界大百科事典(旧版)内の堆積粉塵の言及

【坑内粉塵】より

…粉塵としての粒子の大きさ(粒径)はとくに定義づけられていないが,普通は数百μm以下のものを指す。坑内で発生した粉塵は通気によって流下するが,長時間気流中に浮遊しているものを浮遊粉塵,坑道や切羽の床や支柱上に堆積しているものを堆積粉塵といい,粒径は前者が10μm以下,後者はそれ以上のことが多い。鉱石や岩石の発破,掘削,運搬等によって発生した粉塵には,遊離ケイ(珪)酸のような難溶性成分を含むことが多いので,浮遊状態にあるこれらの微粒子粉塵を人が長期間にわたって吸入していると珪肺に,アスベスト(石綿)を含む場合は肺癌に,それぞれなりやすい。…

※「堆積粉塵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android