報効義会(読み)ほうこうぎかい

世界大百科事典(旧版)内の報効義会の言及

【郡司成忠】より

…海軍兵学寮卒業。1888年海軍大学校に入校したが北辺警備の観点から千島開拓の必要を感じ,93年海軍大尉で予備役に入り,報効義会を組織,同年3月20日35人がボートに分乗して東京を出発,19人は青森県鮫沖で死亡,16人がシュムシュ(占守)島などに上陸,越年中に10人が死亡,96年さらに60人余りの同志を募り,シュムシュ島付近の漁場の開拓に成功した。日露戦争中カムチャツカに侵入したが,郡司はロシア軍の捕虜となり,戦後帰国,沿海州漁業の振興に尽力した。…

※「報効義会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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