塀重門(読み)へいじゅうもん

世界大百科事典(旧版)内の塀重門の言及

【門】より

…絵巻には多く出ているが,現存のものは法隆寺上土門一つしかなく,これも屋根の上に土はのせず,檜皮(ひわだ)で土をのせた形に葺いている。塀重門(へいじゆうもん)は〈屛中門〉とも書かれ,2本の角柱を立て,貫(ぬき)も屋根もなく,たすきの組子を入れた2枚の扉をつったもので,おそらく寝殿造中門廊が簡略化されて塀となったとき,そこに開かれた門を屛中門と呼び,廊中に開かれた中門と区別したところから発生した名であろう。したがって,形式上の名称としての定義はむずかしい点がある。…

※「塀重門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む