世界大百科事典(旧版)内の塩基解離定数の言及
【酸・塩基】より
…Kaを酸解離定数,-logKa=pKaのようにしてpKaを酸解離指数といい,これによって酸性度をあらわす。Kbは塩基解離定数,pKbは塩基解離指数(塩基性度をあらわす)であるが,KbはKaと逆の関係にあるからKaあるいはpKaだけで,酸および塩基の強さをあらわすことができる。すなわちpKaの値が大きいほど酸性度は弱く(塩基性度は強く),小さいほど酸性度は強い(塩基性度は弱い)。…
【pK】より
…化学平衡は,(1)酸の解離,(2)塩基の解離,(3)錯化合物生成,(4)沈殿生成,その他化合物の生成,(5)加水分解などの分解反応など,多種多様である。それらのKは,(1)に関しては酸解離定数Ka(酸解離指数pKa),(2)は塩基解離定数Kb(塩基解離指数pKb),(4)は溶解度積Ksp(pKsp),(5)に関してはKh(pKh)などのように下つき文字を付しておのおのの定数を区別し,表現に便宜をはかったりする。【橋谷 卓成】。…
※「塩基解離定数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」