世界大百科事典(旧版)内の塩業の整備及び近代化の促進に関する臨時措置法の言及
【塩】より
…しかし,生産費は輸入塩に対抗できなかったので,59年には〈塩業整備臨時措置法〉により,生産性の低い塩田を廃止し需給の均衡がはかられた。一方,このころから工業化試験を開始したイオン交換膜法は,昭和40年代に至って一段と進展をみせ,その特性を生かして大規模に統合することにより大幅なコスト・ダウンの見通しが得られるようになったので,71年には〈塩業の整備及び近代化の促進に関する臨時措置法〉により,従来の塩田を整理して大規模なイオン交換膜製塩法への全面転換をはかった。これにより,日本の製塩が農耕的産業から近代的な化学工業へ転換した意義は大きい。…
※「塩業の整備及び近代化の促進に関する臨時措置法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」