世界大百科事典(旧版)内の壁掛けの言及
【タピスリー】より
…織機には竪機(たてばた)と臥機(ねばた)の2種類があるが,これは経糸が水平に張られるか,垂直に張られるかの違いであって,織り方は基本的に同じである。タピスリーの用途はおもに壁掛けであるため,大きさは縦,横ともに数mに及ぶものが多く,数人の織師が大きな織機の前に並んで座り,並行して作業を進めてゆく。緯糸をボビンで通す作業はひじょうに手間がかかり,1枚の織物を完成するのに数ヵ月から数十ヵ月を要する。…
※「壁掛け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」