世界大百科事典(旧版)内の声帯炎の言及
【声帯】より
…一方,気道系という観点からは,上気道,下気道の中で,声帯に挟まれた声門という部位はもっとも狭いところであるが,吸息時には声帯は外転し,声門抵抗を小さくして効率よく空気を下気道へ送り込む役割を担っている。
[声帯の病気]
声帯をおかす病気としては,喉頭癌や声帯炎,あるいは声帯結節,声帯ポリープといった腫瘤形成を主とした病気などのほかに,声帯を動かす神経の麻痺の一つである反回神経麻痺などがあげられる。これらの病気では,上述した声帯の諸機能が種々の程度で欠落ないし損傷されるので診断の助けとなる。…
※「声帯炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」