世界大百科事典(旧版)内の変りものの言及
【育種】より
…育種技術の改良を研究する分野を育種学というが,一種の応用科学であり,利用される学問分野は遺伝学を中心とした生物学全般,生化学,統計学など広い範囲に及ぶ。実際の育種では,最初に遺伝質の違ういろいろの変りものを人工的に作り出し,次に変りものの中から人間にとって有用なものを選抜・増殖する。変りものの作り方には,交配による交雑育種法,接木によって変異を作る栄養雑種育種法,放射線や薬品による人為突然変異育種法,染色体や細胞質などを操作する細胞工学育種法などがある。…
※「変りもの」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」