《変化の音楽》(読み)へんかのおんがく

世界大百科事典(旧版)内の《変化の音楽》の言及

【偶然性の音楽】より

…音楽に一種の偶然性を利用することは,民族音楽における即興演奏や西洋古典派音楽のカデンツァに見られるように,東西を問わずに古くから存在していた。アメリカの作曲家ケージは,1951年,中国の易の方法を用いてピアノ曲《変化の音楽Music of Changes》(《易の音楽》)を作曲し,以後,欧米の現代音楽の分野で偶然性を利用する音楽活動が活発に行われるようになった。C.ウォルフ,M.フェルドマン,E.ブラウンらのケージ一派の作曲家は,サティの音楽,ダダ,シュルレアリスム,禅,易学などから多くの影響を受けながら,〈インデターミナンシー(不確定性)〉〈ハプニング〉〈イベント〉などと称される生きた音楽行為を重視する音楽活動を展開した。…

※「《変化の音楽》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む