世界大百科事典(旧版)内の外科手術の言及
【手術】より
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【手術の歴史】
人類の歴史の始まりにおいて,狩猟中に負ったけがなどを動物がするようになめたり泥などを塗ったりしたのが,いってみれば傷の手当の始まりと考えられる。石器時代には,このような原始的,初歩的な手当を含めて,骨折,創傷などに対していろいろの処置が行われたであろうが,それだけでなく石器を使って瀉血(しやけつ)したり骨に穴をあけたり,またヘルニアの治療や陰茎切断など,今日の外科手術にあたるようなものまで行われていたように思われる。時代ははるか下るが,前18世紀のバビロニアのハンムラピ法典には,外科医の手術に対する報酬のことが記載されている。…
※「外科手術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」