多モードファイバー(読み)たもーどふぁいばー

世界大百科事典(旧版)内の多モードファイバーの言及

【通信ケーブル】より

…光ファイバーケーブルは,屈折率の大きいコア部(直径2~100μm)のまわりに屈折率の小さいクラッド部(直径100~200μm)をもつ2重円筒形の構造をしており,コア部の屈折率が一定である屈折率階段形ファイバーと,コア部屈折率が放物面をなす集束形ファイバーとがある。光ファイバーケーブルでは,光はコア部に閉じ込められた形で伝搬していくが,このとき,光の伝搬経路が多種類あるものを多モードファイバー,伝搬経路が1種類のものを単一モードファイバーという。多モードファイバーは,コア部径が比較的大きくてよいため,製造が容易である。…

【光ファイバー】より

…ファイバー中を伝搬しうるモードの数は,光の波長,コア径,コアとクラッドの屈折率差などによって決まる。1個のモードのみを伝搬させ得るファイバーを単一モードファイバー,多数のモードを伝搬させ得るファイバーを多モードファイバーと呼ぶ。また,後者のうち,屈折率がコア内で一様で,コアとクラッドの境界で階段状に変化するものをステップ形ファイバー,コア中心で屈折率が最大で,径方向になめらかに低下しているものをグレーデッド形ファイバーと呼ぶ。…

※「多モードファイバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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