世界大百科事典(旧版)内の多声楽曲の言及
【シャンソン】より
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【中世・ルネサンスのシャンソン】
12~13世紀に現れたトルバドゥール,トルベールによって歌われた単声歌曲は,14世紀アルス・ノバの時代に入るとG.deマショーの手によって多声歌曲への大きな変貌を遂げた。13世紀にも初期多声楽曲として重要なモテットの最上声部にフランス語の世俗歌が引用される場合があったが,すべての声部が同一の抒情的歌詞を歌う多声楽曲は14世紀半ばまでごくまれであった。マショーは多声フランス歌曲を大量(約100曲)に残した最初の音楽家と見なされる。…
※「多声楽曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」