多家(読み)おおのけ

世界大百科事典(旧版)内の多家の言及

【京都方】より

…弦楽器は堂上貴族が担当することが多かった)のいずれか一種ずつ,打楽器各種,舞などの多岐にわたる専門的技量を父子相伝により伝えてきた。多家の神楽,豊原(豊)家の笙(しよう),大神(おおが)(山井)家の笛,安倍家の篳篥(ひちりき)は家の芸として有名である。また中世以前より大規模な宮廷行事においては京都の楽人に右舞(うまい)を担当させ,奈良の楽人を召して左舞(さまい)を受けもたせる習慣があった。…

※「多家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」