多層コイル法(読み)たそうこいるほう

世界大百科事典(旧版)内の多層コイル法の言及

【超強磁場】より

…爆薬のもつエネルギーを用いて磁束を濃縮する爆縮法,電磁力を用いて磁束濃縮を行う電磁磁束濃縮法,一巻きコイルに流すパルス電流の時間幅をごく短くすることによって,コイルが破壊される前に超強磁場を発生させる直接放電法,プラズマのピンチ効果を用いたプラズマフォーカス法などがこれまでに開発されている方法である。これらの方法は装置の一部の破壊を伴うが,多層コイルの中の磁場分布をバランスさせることによって非破壊的に超強磁場を発生する多層コイル法も考えられている。一例として電磁磁束濃縮法の原理を図に示す。…

※「多層コイル法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android