世界大百科事典(旧版)内の多発性関節炎の言及
【リウマチ熱】より
…開発途上国に多く,日本ではリウマチ熱からくる心臓疾患の頻度は近年著しく低下している。
[リウマチ熱の症状]
咽頭への溶連菌感染後1~2週間で持続的な発熱(38℃を超えることが多い)をもって始まり,痛みや腫張がいくつかの関節を移動していく多発性関節炎(大きな関節が侵されやすく,変形を残さないで軽快する)が発生する。特異的な輪状をした皮膚の紅斑(痛みはなく,かゆみもない)は,体幹や四肢の体幹に近い部分にできるが,消えやすい。…
※「多発性関節炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」