世界大百科事典(旧版)内の夜学会の言及
【実業補習学校】より
…大正年間,学校数,生徒数とも飛躍的に増え,1915年にくらべ25年にはおのおの2倍(学校数1万5316校,生徒数約105万人)となった。工業振興をねらったが,実際には実業補習学校の圧倒的多数は農村に存在し,発足時も農村青年が自発的につくった夜学会が基盤となっていた。中等学校への進学要求をもっていた青年にとって,実業補習学校は働きながら学べる唯一の場であったが,上級学校への進学はとざされており正規の中等教育として扱われなかった。…
※「夜学会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」