世界大百科事典(旧版)内の《夢の歌》の言及
【ベリマン】より
…長詩編《ブラッドストリート夫人賛歌》(1956)はみずからに課した〈仮面〉と抑えきれぬ〈本音〉との緊張関係が微妙に保たれた傑作。その後数年かけて書きつがれた《夢の歌》(1969)は,数人の登場人物の背後に身を韜晦(とうかい)させているが,自己告白の調子が濃厚になる。《愛と名声》(1970),《妄想》(1972)などの詩集では,生活と詩作とがますます分かちがたいほど密接になり,死について書き,ついに投身自殺をした。…
※「《夢の歌》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」