世界大百科事典(旧版)内の大イオンの言及
【大気電気】より
…その結果,数分子が房状に結合して電子1個分正または負に帯電した粒子がつくられ大気中に安定した形で存在する。これが小イオンで,小イオンは電離によって発生する一方,この正負両イオンが中和してもとの中性分子に戻る作用と,大気中に浮遊する微粒子に付着して大イオンに変わる作用とによって消失し,発生・消失の平衡関係で大気中の濃度が定まる。大気中の浮遊粒子はエーロゾルと総称されており,その最小のものでも小イオンの1000倍程度の大きさをもつ。…
※「大イオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」