大仏師職(読み)だいぶっししき

世界大百科事典(旧版)内の大仏師職の言及

【興福寺仏師職】より

…大仏師職ともいう。平安中期の11世紀前半に活躍した定朝によって職業仏師としての地位が確立して以後,奈良や京都などの大寺院には仏師がおり,仏所が置かれた。…

【仏師】より

…これは名誉位であり,実際に僧綱の事務をつかさどるわけではなく,形式的には僧侶だが,むしろ俗人としての生活を送っていたようで,職人的な性格が強くなる。鎌倉時代になると仏師の機構はさらに整備され,大寺院の専従の仏所の長(おさ),その職制としての大仏師,つまり大仏師職(しき)についた者を大仏師と呼ぶようになる。また仕事の組織のうえでは大仏師の上に惣(そう)大仏師,下に権(ごん)大仏師,頭(とう)仏師などもつくられる。…

※「大仏師職」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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