世界大百科事典(旧版)内の大名けんどんの言及
【ソバ(蕎麦)】より
…けんどん箱を仕切り,そばのほか汁次(しるつぎ)や薬味箱などもいっしょに収めたのが,〈けんどん提重(さげじゆう)〉で,忍(しのび)けんどんとも呼んだ。これに種々の蒔絵を施したのが〈大名けんどん〉である。夜間のそば行商がいつごろから始まったかは明確でないが,1686年(貞享3)には,めん類の夜売りが煮売り仲間から独立した業種として認められたばかりでなく,煮売りの筆頭にのし上がった。…
※「大名けんどん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」