世界大百科事典(旧版)内の大安息年の言及
【聖年】より
…旧約聖書《レビ記》25章10節以下に見られる〈ヨベルの年〉から出た習慣。ヨベルとはヘブライ語で角から作られたらっぱを意味し,安息日の思想と実践を年に移した〈安息の年〉の原理をさらに拡大した七週年(7×7年)が満了した翌年の50年目を,解放,恩赦の年(大安息年)としてらっぱの吹奏で告知したことに由来する。ヨベルの語とラテン語jubilum(〈喜びの叫び〉の意)との連想もあって,のちに慶事の50年目を喜びの年または日として祝う〈金祝golden jubilee〉の習慣が起こった。…
※「大安息年」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」