世界大百科事典(旧版)内の大悲山寺の言及
【峰定寺】より
…寺伝によれば,1154年(久寿1)西念(観空)が石窟に堂を建立し,本尊千手観音(重要文化財)を安置して開創。当初は大悲山寺とも称し,鳥羽法皇の勅願で不動明王像と毘沙門天像(ともに重要文化財)が施入された。開基の西念は大峰や熊野で修行した験者で,鳥羽法皇の帰依を受け,当寺の造営も法皇の援助で藤原通憲(信西)が奉行となって進められ,縁起も信西の撰述である。…
※「大悲山寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」