世界大百科事典(旧版)内の大気圏,大気圏外空間,および海水における核兵器実験を禁止する条約の言及
【水素爆弾】より
…その後もアメリカ,ソ連,イギリスは水爆実験を続け,大気圏上空に舞い上がった大量の放射性微粒子は,ジェット気流にのって,北半球全域を汚染しつつあった。これを憂慮して核実験禁止の世論が世界的に高まったが,交渉は遅々として進まず,ようやく1963年8月〈大気圏,大気圏外空間,および海水における核兵器実験を禁止する条約〉がアメリカ,イギリス,ソ連の間で調印・発効した。しかし,フランスと中国は参加を拒否した。…
※「大気圏,大気圏外空間,および海水における核兵器実験を禁止する条約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」