世界大百科事典(旧版)内の大琉球の言及
【台湾[省]】より
…明代になると,〈小琉球〉の呼称で台湾は呼ばれる。これはこの時代,沖縄の中山国王が明朝に入貢し,〈琉球〉と称したのに対し,中国側はこれを区別して沖縄を〈大琉球〉,台湾を〈小琉球〉としたためである。 明代嘉靖年間(1522‐66)以降,大陸と台湾との往来は発展していくが,これより先,鄭和の南海遠征軍の台南寄港,倭寇と通じていた林道乾らの台湾開拓があったと史書にはある。…
【琉球】より
…日本語,日本文化の一環に属しながらも強い個性的な性格を有する。〈琉球〉は中国人による命名で,〈小琉球(台湾)〉と区別するために〈大琉球〉と呼ばれたこともある。
[流求と南島]
中国の史書《隋書》(636)東夷伝の中に〈流求〉と称する国の記事が出てくる。…
※「大琉球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」