世界大百科事典(旧版)内の大田直次郎の言及
【大田南畝】より
…江戸後期の文人。狂歌,狂詩,狂文,洒落本,黄表紙,滑稽本の作者。随筆家。本名覃,通称直次郎,七左衛門。号は蜀山人,寝惚(ねぼけ)先生,四方赤良(よものあから),巴人亭,杏花園,山手馬鹿人,風鈴山人その他。江戸牛込生れの幕臣。江戸市民文芸の水先案内人の役割を果たした最初は,戯れに作った狂詩が平賀源内の推賞するところとなって出版された《寝惚先生文集》(1767)である。19歳の知的武士の軽快な諧謔が歓迎されて一躍文名をあげた。…
※「大田直次郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」