世界大百科事典(旧版)内の大矢知の言及
【四日市[市]】より
…また,当市域は伊勢平氏の根拠地でもあり,平氏滅亡後,1204年(元久1)平氏の与党が蜂起して追討されたが,そのなかに日永(ひなが)などに城を構えていた若菜五郎,富田(とみだ)に拠った進士三郎らの名がみえる。南北朝時代になると,下野国の赤堀氏が赤堀に土着,当地域の有力武士として活動するが,15世紀後半には,その一族の浜田氏,羽津(はづ)氏が守護一色氏の被官として伊勢湾海運支配に活発な活動をみせ,大矢知(おおやち)には小守護代大矢知氏の城もあり,当地域は一色氏の根拠地の一つとなっている。16世紀には諸勢力角逐の場となった。…
※「大矢知」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」