世界大百科事典(旧版)内の大腸菌群の言及
【大腸菌群数】より
…大腸菌Escherichia coliとE.freundii,Aerobacter aerogenesの細菌を含めて大腸菌群と総称する。大腸菌群は通常,人や哺乳類の腸管に生息しており,それ自身は病原性を有さないが,これが水中に存在することは,多くの場合その水が人畜の屎尿(しによう)で汚染されていることを意味する。…
【水汚染】より
…下水道公害上水道
【水環境と汚染の総合的関係】
海はこれまであらゆる廃棄物の最終処分先と考えられてきた。沖合に放流した屎尿でさえ,大腸菌群が海岸へ再拡散することによってレクリエーションに悪影響を及ぼすとみられているが,なお一部の科学者は放射性廃棄物の海洋処分を推奨しているのが現状である。 環境の三大要素は水,大気,土壌(土地)であり,環境として必要な生活基盤,物質輸送,物質代謝の3機能によって特徴づけられる。…
※「大腸菌群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」