大草原地帯(読み)だいそうげんちたい

世界大百科事典(旧版)内の大草原地帯の言及

【アメリカ】より

… 北アメリカはアラスカのツンドラからフロリダ半島の亜熱帯性の湿地帯まで,その環境はきわめて多様である。かつては中央部の大草原地帯(プレーリー)の雨量の比較的多い(年間約1000mm)草原の東部には,人間の背丈よりも高いイネ科の草が茂り,西へ行き雨量が少なく(年間500mm以下)なるにつれて,丈の低い草が密生していた。アメリカバイソンの大群と,独特な角をもつプロングホーンの群れが毎年移動して行ったこの大草原は,地下に複雑なトンネルを掘るプレーリードッグと,彼らを狩るクロアシイタチやソウゲンハヤブサの生活の場であり,コヨーテが徘徊し,ライチョウ類が奇妙な求愛の踊りを舞う舞台だった。…

※「大草原地帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android