大野台(読み)おおのだい

世界大百科事典(旧版)内の大野台の言及

【合川[町]】より

…阿仁川,小阿仁川沿いに耕地があり,69年から全国に先がけて全町の圃場整備が行われ,近代的な稲作が行われている。北東部の洪積台地大野台は,1937年から県営の開発事業が進められ,酪農,養豚,養鶏が盛ん。小阿仁川流域は秋田杉の美林で知られ,製材所なども多い。…

【阿仁川】より

…木材は戦前はいかだや森林軌道,戦後はおもにトラックにより,能代,二ッ井,鷹巣などに送られた。下流東岸の大野台(洪積台地,3000ha)は昭和10年代の開拓であるが,戦後の入植も多く,みごとな畑作地域(一部は水田)となった。小又峡や安の滝は観光地として,根子(ねつこ),打当,比立内はまたぎの居住する集落として有名(阿仁)。…

【鷹巣盆地】より

…盆地北部を米代川が西流し,麻生(あそう)付近で盆地西部を北西流する阿仁川を合流,両川ともそれぞれやや広い沖積平野を形成する。盆地中央部は阿仁川の河岸段丘大野台で,標高30~100mの5段の段丘地形がみられる。段丘面の多くは火山灰層に覆われて土壌は強酸性であり,加えて水利不便のため開拓は遅れた。…

【森吉[町]】より

…南部の前田はかつては阿仁鉱山への用材の供給地で,昭和初期の阿仁前田小作争議でも知られる。北部の洪積台地大野台は1936年以降の県営開拓地で,酪農やタバコの栽培が行われている。秋田杉の産地で,製材業も盛ん。…

※「大野台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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