世界大百科事典(旧版)内の大陸核の言及
【大陸成長説】より
…大陸は,先カンブリア時代に成立した大陸核といわれる最も古い中心部の周囲に,その後の変動の度に大陸地殻が付加され,しだいに領域を拡大して現在にいたったという考え。これは,大陸中央部を占める楯状地内部の年代分布や,楯状地をとりまくように分布する古生代以後の造山帯の成立年代などが,いずれも外側へ向かって若くなることに基づくものである。…
【楯状地】より
…先カンブリア時代の岩石の年代測定が進み,楯状地の岩石の年齢が明らかになるにつれ,一つの楯状地でもその中心部ほど成立年代の古いことがわかってきた。この最も古い部分を大陸核と呼ぶ。ドイツの地質学者シュティレH.Stilleは1934年,世界最古の大陸塊として五つの地域を地球上に設定し,原剛塊Urkratonと名づけた。…
※「大陸核」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」