世界大百科事典(旧版)内の大雄殿の言及
【禅宗寺院建築】より
…これらによると総門は比較的小さく,内に半円形や長方形など幾何学的な形の泮池(はんち)を穿ち,三門は古代寺院の中門にあたり,重層五間門で上層に仏壇を設け,諸仏や高僧などの像をまつる。仏殿は古代寺院の金堂にあたり,本堂,大雄殿(だいゆうでん)とも呼ばれる。大寺のものは本体は五間に裳階(もこし)つきの大型堂で,中央の天井を高く張り,宋で発達した減柱造で内部柱を少なくして広く高い空間をつくり,組物は唐様三手先詰組(みてさきつめぐみ)とし,外観は重層の立派なものであった。…
※「大雄殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」