天官書(読み)てんかんしょ

世界大百科事典(旧版)内の天官書の言及

【星座】より

…赤道帯に沿った二十八宿の星座体系も前8~6世紀の春秋晩期には成立していたが,4世紀に魏の石申,斉の甘徳らによって星座が体系化された。司馬遷はこの伝統を集成して《史記》天官書を書いたが,天人相関説にのっとって星座を官階に比して天官とし,北極を中心とした中官と,二十八宿を7宿ずつに分けて東,西,南,北の4官に区分した星座群が記録されている。こぐま座β星は天帝である太一(たいいつ)にあてられ,北斗七星は帝車とみなされているのは道家的な思想の反映である。…

※「天官書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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