世界大百科事典(旧版)内の天皇不親政の言及
【尊王論】より
…一方,天皇親政論は天皇が〈統治権を総攬〉するという帝国憲法の規定に結実するが,それが現実にどこまで機能したかは問題である。少なくとも〈天皇不親政〉が日本の伝統であり,これが天皇の一系性を支えてきたという観念が,明治以後もそれなりに根強く存在したこと,またこの観念が立憲的制度の受容を促進したことは,看過されてはならないであろう。【植手 通有】。…
※「天皇不親政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」