天部像(読み)てんぶぞう

世界大百科事典(旧版)内の天部像の言及

【天部】より

…しかし二十八天すべての形像が体系的に説かれることはなく,その中のごく一部が造像されるだけである。天部像は各像の来歴の古さを示して個々の形像は多様であるが,密教においてもそれ以外(顕教)においても群像として造像される場合が多い。顕教では,三界の二十八天中の一つで四天王天に住む四天王,薬師如来の眷属である十二神将,千手観音に従う二十八部衆,仏法を護る八種の異類である八部衆などがある。…

※「天部像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android