太卜(読み)たいぼく

世界大百科事典(旧版)内の太卜の言及

【占い】より

…南宋の朱熹が政敵の弾劾文を上奏しようとした際,その可否を卜して〈遯(とん),家人に之(ゆ)く〉の占いに遭い,やむなく断念してその草稿を焼き,それ以後〈遯翁(とんおう)〉(遯は隠遁の意)と号したというのは有名な逸話である。 卜筮者は歴代,太卜という下位ながら官僚組織のなかに組みこまれたが,中国では天文学者も太史局,司天台,欽天監(きんてんかん)などと呼ばれる官僚組織の一員であり,彼は同時に占星術師であった。というのも,この国では古代より天帝の意志は天空という大スクリーンに示されると信じられていたからである。…

※「太卜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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