太政官内閣制(読み)だじょうかんないかくせい

世界大百科事典(旧版)内の太政官内閣制の言及

【内閣】より


[日本における沿革]
 日本の法令に〈内閣〉が登場する早い例は1873年の太政官達にあり,〈内閣ハ天皇陛下参議ニ特任シテ諸立法ノ事及行政事務ノ当否ヲ議判セシメ凡百施政ノ機軸〉となるものとされた。この〈太政官内閣制〉では天皇の輔弼(ほひつ)に任ずる太政大臣,左右大臣等は公家・旧藩主に限られ,参議は直接の輔弼責任を負わない。しかし実権は倒幕の主体となった薩長系中・下級士族出身の参議層にあり,天皇もヨーロッパの専制君主とは性格を異にしていた。…

※「太政官内閣制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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