世界大百科事典(旧版)内の太行八陘の言及
【河北[省]】より
… 本省の西につらなる太行山脈は山西省との境界をなし,標高1500~2000m。山西高原の東縁を形成しており,そこに河北平原から山西に通ずる八つの峠道があって,古くから太行八陘の名で知られている。最高峰は北端に位置する小五台山で,標高2870m。…
【太行山脈】より
…西の山西高原部と東の河北平原部をわかつ。滹沱(こだ)河や沁(しん)河など黄河や海河の支流が山脈を横ぎり,古来,〈太行八陘〉とよばれる井陘(せいけい)や軍都陘などの天然の隘道が通り,平型関,娘子関などの関があり,天険の関として〈第二の長城〉と称せられた。東麓には安陽の殷墟や平山の中山国都跡などがあり,抗日戦争期には革命根拠地の一つとなった。…
※「太行八陘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」