太鼓ばち指(読み)たいこばちゆび

世界大百科事典(旧版)内の太鼓ばち指の言及

【つめ(爪)】より

…心臓や肺に慢性の病気があると手足の先端に血行障害が生じ,太くなって肥大した指先をつめが大きく囲むように隆起する。これを太鼓ばち指,ヒッポクラテスづめ,あるいはつめの形から時計皿づめという。一方,スプーンのように陥没して反り返ったつめをスプーンづめといい,これは貧血や局所性の種々の因子による爪母基の栄養障害が原因と考えられる。…

【ファロー四徴症】より

…チアノーゼの程度は非常に軽いものから高度なものまでさまざまで,出現時期も,生まれたときすでにみられるものから,乳児期に現れるもの,幼児期になって現れるものもある。チアノーゼとともに手足の指先が丸く太くなって,太鼓ばち指と呼ばれる。また疲れやすく,息切れしやすい。…

※「太鼓ばち指」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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