世界大百科事典(旧版)内の奥六郡の言及
【陸奥国】より
…【虎尾 俊哉】
【中世】
陸奥国の中世は,12世紀における奥州藤原氏4代(清衡,基衡,秀衡,泰衡)の奥羽両国支配にはじまる。藤原氏が先行する阿倍氏,清原氏から受けついだものは,陸奥国では奥六郡(おくろくぐん)(胆沢(いさわ),江刺,和賀,稗貫(ひえぬき),斯波,岩手)の支配権だった。藤原氏はそこを根拠として,その支配を奥六郡以南の地域にのばし,ついに陸奥一国を支配下におさめた。…
※「奥六郡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」