奥州菊(読み)おうしゅうぎく

世界大百科事典(旧版)内の奥州菊の言及

【キク(菊)】より

…周囲に伸びた管弁には花弁の先がすらりと伸びた剣走(けんばし)りと,くるりと巻いた玉巻(たままき)弁があり,これがほどよくまじり,また玉巻きがしっかり巻いているのが良いとされる。摑み菊というのは一名大摑みともいい,太い袋弁が力強く巻き上がり,また花の周囲には長く伸びた走り弁がある花型で,もと奥州菊から選抜されたものといわれる。一文字菊は一重の大型のキクで,花の周囲に平弁か浅い舟底弁が14~20枚くらいつき,花心のへその部分は大きく露出しているもので,一般には皇室の紋章になぞらえて,花弁を16枚に仕立てる。…

※「奥州菊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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