世界大百科事典(旧版)内の女夫巾着の言及
【巾着】より
…その後巾着は実用と同時に装飾を兼ねた提物(さげもの)となり,印籠(いんろう)とともに華美を競うようになった。江戸時代末期になると女夫(めおと)巾着といって守袋と銭入れを兼ねたちりめん製のものが考案され,婦女子の間に人気をよんだ。当時巾着に金銭を入れたところから,これをすりとる者を巾着切りといい,また絶えず人について歩いている人のことを腰巾着とよぶ言葉さえ生まれた。…
※「女夫巾着」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」