《好色産毛》(読み)こうしょくうぶげ

世界大百科事典(旧版)内の《好色産毛》の言及

【浮世草子】より

…当時の現実肯定的な風潮と遊女評判記の盛行の下に成った《一代男》は絶大な人気を得,西鶴はつぎつぎと好色物を書き,人間臭い奇異談集《西鶴諸国ばなし》(1685)などの雑話物,武士を扱う《武道伝来記》(1687)などの武家物,町人の経済生活を扱う《日本永代蔵》(1688)などの町人物と,金銭など従来文学で避けられたものまでを対象に,鋭利な人間観察と印象鮮烈な表現による新境地を開いた。1700年(元禄13)ごろまで西鶴追随の好色短編集が多出し,夜食時分の《好色万金丹》(1694),雲風子林鴻(うんぷうしりんこう)の《好色産毛(うぶげ)》(1692‐96)などが優れる。1700年刊の西沢一風の《風流御前義経記(ごぜんぎけいき)》,翌年の江島其磧(きせき)の《けいせい色三味線》より浮世草子は新方向をとる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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