世界大百科事典(旧版)内の媽祖廟の言及
【天后宮】より
…航海安全の守護神をまつる社。媽祖廟(まそびよう)ともいう。この神はもと中国の宋代に実在した巫女といわれ,のちに天后,天妃,天上聖母などと尊称された。…
【廟】より
…ただこれは恒久的に存続するとは限らず,新任の役人が治績をあげればさっそく替えられることもあった。代表的な祠廟として,関帝廟(関羽をまつる),城隍(じようこう)廟(都市の守護神をまつる),娘娘(ニヤンニヤン)廟(子授けの女神をまつる),媽祖(まそ)廟(航海安全の女神をまつる,元后宮ともいう)などがあり,これらは今なお台湾省や華僑の多い国々で善男善女の願掛けの対象になっている。【三浦 国雄】
[日本の霊廟建築]
日本では近世になって,豊臣秀吉や徳川家康など権力者の霊を廟としてまつり,その建築は霊廟建築として著しく発達した。…
※「媽祖廟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」