世界大百科事典(旧版)内の存在確率密度の言及
【量子力学】より
…予言できるのは,〈ここに粒子が見いだされる確率はこれだけ,あそこに見いだされる確率はこれだけ,……〉ということのみであって,一般に空間の位置rに見いだされる確率はその点における波動関数の値ψt(r)の2乗であたえられる。正確にいえば,点rの近傍の微小体積dvに粒子の見いだされる確率は|ψt(r)|2に体積dvをかけて得られるので,|ψt(r)|2自身は粒子の存在確率密度とよばれている。ただし,|ψt(r)|2dvを全空間にわたって寄せ集めた値は1になるようにしておくのである。…
※「存在確率密度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」