世界大百科事典(旧版)内の孟冬旬の言及
【旬】より
…(2)古く朝廷で毎月4回天皇が臣下から政務をきく儀式があり,これを旬(しゆん)と呼んだ。平安中期以降これが4月1日の孟夏旬(もうかのしゆん)と10月1日の孟冬旬(もうとうのしゆん)の2回になり,合わせて二孟旬(にもうのしゆん)と呼ばれた。【鈴木 晋一】。…
【旬政】より
…平安時代中期には,二孟旬といって4月1日と10月1日(当日廃朝のときは2日)の年2回となった。前者を孟夏旬,後者を孟冬旬という。ただし内裏を新造したときは新所旬,新帝が即位して初めて万機の政に臨むときは万機旬,11月1日が冬至に当たる(朔旦冬至)ときは朔旦旬といって,必ず旬政を行った。…
※「孟冬旬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」