世界大百科事典(旧版)内の学徒戦時動員体制確立要綱の言及
【学徒勤労動員】より
… そもそも勤労動員は,たてまえは教育効果をあげるためとなっていたが,実際には戦争の拡大につれて増大した兵力動員により不足となった労働力を補うために考案されたものである。それゆえ太平洋戦争勃発後にはさらに拡大することとなり,43年6月閣議決定の〈学徒戦時動員体制確立要綱〉により,学徒勤労が決戦教育体制として位置づけられた。さらに10月の〈教育に関する戦時措置方策〉で,年間の3分の1を勤労にあててよいこととなった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」